BLOGブログ

2018年06月08日

~介助方法~ 『移乗』

ブログ

『移乗動作』の介助方法について説明をします。

 

 

ポイントは

 

1.被介助者の身体の向き

2.車椅子の設置の仕方等

3.介助者のもち方

4.介助者の身体のつかい方

 

の4点です。

 

 

では、説明をしていきます。

 

 

 

1.の『被介助者の身体の向き』は「臀部(お尻)の向き」「足の向き」をどの方向に向けるか、という事です。

 

まず「臀部(お尻)の向き」から説明します。

 

臀部は「乗り移る方」に向ける事がポイントです。例えば「ベッドから車いす」に移るのであればベッドに座っている状態で、車いすに少し臀部を向けるようにします。「車いすからベッド」に移る場合は、車いすに座っている状態で、体をずらしてベッドの方に臀部を向けます。そうすることによって、立ち上がってからの「臀部が移動する距離」が短くなるので動作が行い易くなります。

 

 

次の「足の向き」膝やつま先は乗り移る方と反対側に向けておくという事です。

 

例えば「ベッドから車いす」に移るという時に、ベッドに座った状態で車いすが右側にあるとします。その場合はベッドに座った状態で左側に、膝やつま先を向けるようにします(臀部を車いすの方に向けると自然とそうなります)。そうすることで、立ち上がった際に、足を踏みかえなくても移乗することができます。

 

 

 

2.の『車椅子の設置の仕方等』は「車いすを置く位置」「環境設定」の事です。

 

「車いすを置く位置」というのはベッド等に対して「どの角度で車いすを置くのか」という事です。おおよそ30°程度の角度をつけて車いすを設置すれば移乗がし易いです。逆にベッドに対して直角に置くと臀部は180°回転しなければならなくなるので、かなり移乗が行いにくくなってしまいます。

 

 

「環境設定」については2つのポイントがあります。

 

1つ目は「今座っている座面」と「これから乗り移る座面」の高さを同じにするか、「これから乗り移る座面」の高さをやや低くする事です。人間は高い座面から低い座面へ移る方が楽です。逆に低い座面から高い座面へ移るとなるとやや難しくなります。

 

2つ目は、車いすのアームレストが「跳ね上げ式」であれば、上げておいた方がいいという事です。跳ね上る事によって、立ち上がりが充分に出来ない方でも臀部がアームレストに引っかからないで移乗をすることができます。

 

 

 

続いて、3.の『介助者のもち方』です。

 

介助をする際、どのようにして被介助者(介助される人)をもつか、ということです。
もつ部位は被介助者の「腋:わき」か「ズボン(後方)の上の部分」になります。

 

 

ただし「麻痺」がある方の場合は注意が必要です。

 

 

特に弛緩性麻痺(力が入らない状態で完全に脱力した状態)の方を介助する際には「腋」は痛める可能性があるので、もたない方が無難です。代わりにズボンをもってください。その際は麻痺側の腕の外側から介助者の腕を回すようにしてもって下さい。

 

 

そうすることで、被介助者の麻痺側の腕が移乗をする際にどこかに当たって怪我をせずに済みます。仮に、被介助者の体幹(胴体)と腕(麻痺側)の間に介助者が自身の腕を通してもってしまうと麻痺側の腕が固定されずにフリーになり、立ち上がって動いた際にどこかにぶつける可能性があります。実際に、腕が車いすに当たって出血をしたケースは多くみられますので、大事なポイントです。

 

 

 

最後に4.の『介助者の身体のつかい方』とは「移乗動作の際に介助者がどのように動くか」という事です。

 

 

やってしまいがちなのが、立ち上がって移ろうとする車いす等に被介助者(介助される人)の臀部を回す際に、介助者は自身の腕の力だけをつかって、腕だけを動かして行ってしまう事です。これではかなり力が必要になりますし、介助者は腰を痛めてしまうかもしれません。被介助者も不安になり、スムーズな移乗動作が行いにくくなってしまいます。

 

安全で、楽な方法は、介助者自身の体重移動をつかって動作を行う事です。詳しく言うと、介助者は被介助者と極力密着をし、自身の体重(重心)移動をつかって被介助者と一緒に動くという事です。

 

 

被介助者と離れた状態では、無駄に力が必要になります。また、自身の体重移動を使う事によって最小限の力で動作を行う事が出来ます。

 

 

最初から全てのポイントを踏まえて行うことは難しいかもしれないので、1つずつ練習をして出来るようになっていく事が大事だと思います。

 

 

介助者が安全に、そして楽に行えるという事は被介助者にとっても不安がなく、楽に動作が出来るという事になります。

 

 

『ブリッジ』は家族様や施設のスタッフ様にも介助方法のアドバイスを行なっています。

 

 

『ブリッジ』は大阪市、堺市を中心に大阪府全域に「自費訪問リハビリテーション」「出張パーソナルトレーニング」のサービス展開をしています。
あなたの充実した人生の架け橋になります!

 

 

ブリッジ

CONTACT

お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

072-249-0636