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2018年10月14日

『スポーツ外傷』『スポーツ障害』について

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こんにちは、大阪府を中心に事業展開をしている『ブリッジ』 自費訪問リハビリテーション(自費リハビリ)・出張パーソナルトレーニングの橋本です。

 

 

近年、「野球」「サッカー」「ランニング」「バレーボール」「テニス」などを中心としてスポーツ人口が増えています。

 

 

スポーツ人口の増加により、『スポーツ障害』が急増し、注目されています。

 

 

『スポーツ障害』は、急激に大きな力が骨や関節、筋肉、靭帯にはたらいて骨折、脱臼、断裂を生じる「スポーツ外傷」と、動作の繰り返しによって骨、筋肉および靭帯を損傷する「スポーツ障害」に分けられます。

 

 

これらの傷害には競技種目全般にわたるもの、種目特有に発生するもの、年齢的に好発するものがあり、特に発育期にはスポーツ傷害が集中します。

 

発育期の障害には、

 

1)外力の影響を受けやすい

2)関節軟骨や骨端線の損傷が多い

3)overuse(使いすぎ)による障害は後遺症を残しやすい

 

といった特徴があります。

 

 

スポーツ選手やスポーツ愛好家が運動する前に受ける、メディカルチェックは、傷害の認識だけでなく、予防の上からも大切になります。

 

 

個々の身体的能力を考慮に入れて、スポーツ歴、外傷・障害歴などの既往歴の詳細な聴診を行います。

 

 

視診では、脊柱、下肢のアライメントを注意深く観察します。

 

 

触診では、簡単な徒手筋力の計測を行い、疼痛や圧痛の部位か傷害を診断し、スポーツ傷害の再発や予防のための適切なアドバイスを行います。

 

 

この記事では、『(1)スポーツ外傷』『(2)スポーツ障害』『(3)スポーツ傷害の予防』について、「部位別」「外傷・障害」に分けて詳しくまとめています。

 

 

 

【(1)スポーツ外傷】

 

スポーツによって外傷を受けたときには、応急処置が重要になります。応急処置では“RICE”が基本になります。

 

 

RICEとは「安静(Rest)」「冷却(Ice)」「圧迫(Compression)」「挙上(Elevation)」の頭文字をとったものです。

 

 

まず患部や患肢を安静にして、出血や腫れを防ぐために氷で冷やし、かつ弾性包帯やテーピングで圧迫する。
次いで適切な診断と治療を受けるために、患部を挙上して運ぶ。


 

 

これらの処置は捻挫打撲および肉ばなれなどが対象となります。

 

 

変形が存在する場合は、骨折が疑われるので外固定を行なって、ただちに整形外科医を受診させます。

 

 

1)肩関節周辺

 

競技中に手や肘をついて転倒したり、肩から落下すると「鎖骨骨折」「肩関節脱臼」「肩鎖関節脱臼」が起こりやすいです。

 

 

特に「肩関節脱臼」は初回時にスポーツの現場で無麻酔下で整復され、整復後の固定期間が短いと反復性に移行することが多いので注意を要します。

 

 

投球時に発生する「投球骨折」は上腕骨の近位に、遠位に相反する回旋の力がかかって、螺旋(らせん)骨折を生じます。

 

 

2)手指

 

あらゆるスポーツで発生するが、特に球技に多い。

 

 

「突き指(baseball finger、mallet finger)」は末節骨基部の背側で伸筋腱が断裂するか、または剥離骨折を起こし、指末節の伸展不全をきたしたものです。
野球バレーボールなどの球技種目に多くみられます。

 

 

「skier’s thumb」スキー滑降の際にストック(スキーポール)の紐が引っかかって、母指MP(中手指節関節)が橈側に強制され、尺側側副靭帯損傷が生じたもの。
バレーボールやバスケットボールにもみられます。

 

 

小指や環指の中手骨頚部が掌側に変位する骨折は「ボクサー骨折(boxer fracture)」とよばれます。

 

 

3)頚部

 

水泳で飛び込んだり、体操中に転落したり、着地に失敗して頭から落下すると「頚椎骨折」が起こる。
さらに重症になると「頸髄損傷」をきたします。

 

 

4)腰部

 

棘間靭帯や椎間関節包が損傷する「捻挫」、傍脊柱筋の筋膜や腱部が引き延ばされる「挫傷」はあらゆるスポーツによく起こります。

 

 

「椎間板ヘルニア」には、スポーツ中に急激に発症する外傷型と、徐々に症状が強くなる障害型があります。

 

 

純粋に外傷起点で起こるものはほとんどなく、ヘルニアの素地があります。
成長期では環状骨端の骨折後方逸脱を伴うことがあります。

 

 

5)骨盤・股関節部

 

急激な走行跳躍ボールのキックなどによって縫工筋・大腿筋膜張筋の付着する「上前腸骨棘骨折の剥離骨折」や、大腿直筋の付着する「下前腸骨棘の剥離骨折」が起こる。
発育期の12〜16歳ごろに多いです。

 

 

6)膝関節部

 

手、指や足部に次いで外傷の頻度も高く、重症度からスポーツ傷害の領域では最も重要な部位になります。

 

 

特に膝関節ではスポーツ外傷として関節内に血腫を形成することが多い。

 

 

穿刺により採取された血腫から、骨髄性の出血が考えられる場合には、「靭帯損傷」「関節内の骨折」など重篤な損傷を疑います。

 

 

スポーツ現場での応急処置の基本は“RICE”であり、専門の整形外科医を受診する必要があります。

 

 

代表的なものとして、「前十字靭帯損傷」「内側側副靱帯損傷」「半月板損傷」「膝蓋骨脱臼」「骨軟骨骨折(osteochondral fracture)」などが起こります。

 

 

「前十字靭帯損傷」バスケットボールバレーボールでの急激なストップジャンプなどの非接触プレー時にも起こり、女性に多発します。

 

 

男性では、サッカーラグビー時の接触プレーで発生します。
この損傷はしばしば選手生命を絶つ原因になっています。

 

 

診断には前方への引き出し状態をみるanterior drawer signLanchman test、回旋不安定性をみるN test(pivot-shift test)を行って確認します。
最近は手術方法も改善され、スポーツに復帰する選手も多くなってきています。

 

 

「内側側副靱帯損傷」スキーサッカーラグビー時に外反を強制されて起こります。

 

 

診断は膝関節軽度屈曲位で外反ストレスをかけて、徒手的に動揺性を確認します。

 

 

7)下腿部

 

スキーによる「下腿骨折」boot top fractureとよばれ、ハードブーツの上縁が支点となって螺旋骨折をきたします。

 

 

「アキレス腱断裂」は以前は運動会シーズンの男性に集中していたが。近年の健康ブームによってスポーツ参加が盛んとなり、1年を通じて発生し、女性に増加の傾向があります。
同じような受傷機転で下腿三頭筋のうち腓腹筋の内側頭が断裂することもあります。

 

 

8)足部

 

足関節の内がえしが強制されて発生する「外側靭帯損傷」はスポーツ外傷の中で最も発生頻度が高い。

 

 

骨折が認められないためにスポーツ選手の独自の判断で放置したり、簡単な固定で済ませ、その結果スポーツ活動に支障をきたすことが多いです。

 

 

治療については、保存的にギプスやサポーターで固定するか、観血的に縫合するか、議論が分かれています。

 

 

外側側副靭帯損傷と同様の受傷機転で発生する外傷に「距骨滑車骨軟骨骨折」「踵骨前方突起骨折(二分靭帯損傷)」「足根洞症候群」があります。

 

 

骨折では野球柔道など多くの競技で発生する「果部骨折(malleolar fracture)」、足部の内がえしが強制されて起こる「第5中足骨基部骨折(下駄履骨折)」が多いです。

 

 

 

【(2)スポーツ障害】

 

1)肩関節周辺

 

「野球肩(baseball shoulder)」は繰り返す投球動作によって種々の肩関節構成体が損傷されて、痛みを生じる障害の総称です。

 

 

前方では前方関節包肩甲下筋腱板上腕二頭筋長頭棘上筋などが障害され、後方では後方関節包Bennet骨棘上腕三頭筋付着部などが障害されて起こります。

 

 

ワインドアップ期加速期フォロースルー期のうちのどの投球動作時に疼痛が出現するかを調べます。

 

 

同様の事がクロールやバタフライなどの水泳競技にもみられ、「水泳肩(swimmer shoulder)」とよばれます。

 

 

発育期の野球選手にみられるLittle Leaguer’s shoulderは、過度の投げ込みにより利き腕の上腕骨の近位骨端線が離開します。

 

 

2)肘関節

 

上腕骨の外側上顆部に疼痛が発生する「テニス肘(tennis elbow)」は手関節の背屈筋群のoveruse(使いすぎ)によって起こり、テニス以外の日常生活動作でも発症し、女性に多いです。
テニスバンドがよく使用されます。

 

 

「野球肘(baseball elbow)」は発育期の野球選手に起こり、内側では強力な牽引力がはたらくために、X線像で骨端線障害、骨棘や遊離体の形成がみられます。

 

 

一方、外側では捻転力を伴った強い圧迫力が加わって、上腕骨小頭に離断性骨軟骨炎や嚢腫を形成し、little leaguer’s elbowともいわれます。
この障害は将来、変形性関節症へ進行し、疼痛が著しくなって可動域制限も出現します。

 

 

そのために投球の一時中止、カーブやシュートなど変化球の投球の禁止、投球回数や登板回数など症状や所見に応じた制限を行って、発育期の少年に長く野球ができるように指導をします。

 

 

3)腰部

 

重量挙げ柔道愛好者などに多発する「脊椎分離症」は、ほとんどが第5腰椎に発生します。
発育期のものではスポーツの中止により、しばしば骨性癒合が認められます。

 

 

「脊椎すべり症」を合併することもあります。

 

 

4)大腿部

 

強い収縮力が筋にはたらき、筋が引き延ばされたり、部分断裂して「肉ばなれ(muscle strain)」を起こします。

 

 

前部では大腿四頭筋後部では大腿二頭筋半腱様筋半膜様筋などのハムストリングス(hamstring)に多発します。

 

 

5)膝関節部

 

ジャンプキックランニングなどで膝伸展機構障害がしばしば起こります。

 

 

代表的なものをあげると、「Osgood-Schlatter(オズグッド・シュラッター)病」は発育期によくジャンプをする男子に好発し、脛骨結節部運動時痛圧痛が認められ、骨性の隆起が触れます。

 

 

原因は脛骨粗面の骨化部に繰り返す牽引力がかかって発生する骨端症の1つです。

 

 

「ジャンパー膝(jumper’s knee)」バレーボールバスケットボールなどのジャンプを主に行うスポーツに起こります。

 

 

膝蓋骨下端と膝蓋靭帯の付着部に疼痛が発生する障害で、「膝蓋靱帯炎」です。
X線像で膝蓋骨下端に萎縮像や骨棘形成をみます。

 

 

発育期にみられるものを「Sinding Larsen-Johansson(シンディング ラーセン・ヨハンソン病)」といいます。

 

 

「ランナー膝(runner’s knee)」ランニングによって生じる膝関節痛の総称で、変形性膝関節症腸脛靱帯炎膝蓋軟骨軟化症などが原因になります。

 

 

狭い意味では、「膝蓋軟骨軟化症(chondromalacia patellae)」を指します。
膝蓋骨に圧痛があり、形態異常が存在することもあります。

 

 

膝蓋骨に骨化核が2つ以上存在し、成長後もそのまま癒合せず、運動によって疼痛が出現した場合は「有痛性分裂膝蓋骨(painful patella partite)」といわれます。

 

 

「腸脛靱帯炎」は、大腿骨外側上顆の骨性隆起部腸脛靱帯(iliotibial band)とが過度の摩擦によって、炎症が起こり疼痛が現れます。
長距離走の選手に発生します。

 

 

6)下腿部

 

「過労性脛部痛(shin splints)」は、脛骨下中1/3の内側のヒラメ筋および後脛骨筋が付着する部位に張力がかかって、骨膜炎症が起きて生じます。

 

 

したがって、回内足(扁平足)変形がある場合は後脛骨筋に常にストレスがかかるので起こりやすくなります。

 

 

下腿に起こる「コンパートメント(compartment:区画)症候群」は急性と慢性があり、スポーツ障害としては4つの隔壁のうちの前方部に慢性的に起こるものがしばしば問題になります。

 

 

運動により隔壁内圧が上昇し、疼痛が出現するが、安静により速やかに消退します。

 

 

7)足部

 

障害の多発する部位で、「アキレス腱滑液包炎(achillobursitis)」「衝突性外骨腫(impingement exostosis)」「有痛性外脛骨」「種子骨障害」「足底筋膜炎」などがあります。

 

 

8)疲労骨折

 

繰り返す軽微な外力が骨にかかり、疲労現象が起こって骨折します。
疼痛が出現した早期のX線像では、骨膜反応だけのために異常所見はなく、2〜3週間後亀裂骨折線が認められます。

 

 

経過とともに紡錘型の仮骨形成が出現します。
ほとんど全身の骨に発生するが、特に下肢に多くみられます。

 

 

年齢では発育期の10歳台に集中します。

 

多発する部位は

 

尺骨中央部で骨折し、剣道に多い。

 

肋骨ゴルフ野球スイング動作で発生する。

 

腰椎:スポーツ選手では分離症もこの病態に含むこともある。

 

恥骨長距離選手に多い。

 

大腿骨頸部骨幹部顆部に発生し、長距離走で起こります。

 

脛骨:身体中で最も発生頻度が高く、上中1/3に起こるものを「疾走型骨折(running fracture)」中下1/3に起こるものを「跳躍型骨折(jumping fracture)」といいます。
内果部にも起こります。

 

腓骨うさぎ跳びで起こる。

 

踵骨長距離選手後方隆起部に起こる。

 

足舟状骨陸上バスケットボール選手の中央部の前後に亀裂がいく。

 

中足骨:あらゆる競技種目に発生し、第2・3中足骨に多く、「行軍骨折(march fracture)」ともよばれます。
第5中足骨近位骨幹部のものを「John’s(ジョーンズ)骨折」という。

 

 

 

【(3)スポーツ傷害の予防】

 

スポーツ傷害は、普段の運動時より強い力が加わったり、過度な繰り返しの運動によって発生するので、その要因を分析することが予防につながります。

 

 

外的な要因の予防には各種のサポーターやプロテクターの着用、、内的な要因では、上肢のフォームのチェック下肢でのアライメントの矯正など、環境的なものとしては、スポーツ施設の改善などがあげられます。

 

 

そのうち、スポーツ傷害の集中する発育期に対する予防には身体の発達・体格にあった個々の運動量を決めてやり、適切な練習方法を指導します。
また、指導者に正しいトレーニング技術やスポーツ傷害を紹介することも大切になります。

 

 

具体的には、普段から基礎体力と筋力の強化を目的とした適切なトレーニングを指導者の指導のもとに行い、外力からの抵抗力を高め、かつ持久力を養成します。

 

 

また、運動前には柔軟性を高めるためにストレッチングを主体とする準備運動(ウォームアップ warm-up)を十分に行い、終了時には整理運動(クールダウン cool-down)を行って疲労の蓄積を避けるようにします。

 

 

『ブリッジ』「自費リハビリ(自費訪問リハビリテーション)」「出張パーソナルトレーニング」も行なっています。
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