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2018年11月02日

脳卒中で起こりやすい『下肢の変化』

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こんにちは、大阪府を中心に事業展開をしている『ブリッジ』 自費訪問リハビリテーション(自費リハビリ)・出張パーソナルトレーニングの橋本です。

 

 

脳梗塞脳出血などの「脳卒中」では『麻痺側の下肢の変化』が起こることがあります。

 

 

この記事では、脳卒中で起こりやすい『下肢の変化』について説明をしています。

 

 

1)反張膝(back knee)

 

反張膝とは、立脚期において側方から見て大転子と外顆を結ぶ線より膝関節軸が後方にある状態のことをいいます。

 

 

股関節周囲の筋緊張が低く、体幹を前傾して歩く場合は下腿三頭筋の緊張も高く尖足位をとりやすくなります。

 

 

立脚前期より中期で下腿三頭筋の緊張と、体幹前傾に伴うハムストリングスの収縮により、下腿を後方に引き戻します。

 

 

このように体幹前傾による荷重線の前方移動と、尖足位でつま先より床に接地し足底全部を着くまで荷重することで膝は反張膝傾向になります。

 

 

この繰り返しで反張膝となっていきます。
また、膝折れを防ぐために、膝を過伸展させて歩行する場合にも起こります。

 

 

2)内反尖足

 

骨盤周囲の動きを伴う固定がうまく行えないと、麻痺側の骨盤を引いた姿勢、つまり骨盤が麻痺側に回旋偏移するように崩れた状態になります。

 

 

それに対して、末梢である下肢は姿勢を保持するように努力するため、足部の底屈に関与する筋群は過緊張になり、姿勢を保持するように努力することで変形が起こってしまいます。

 

 

内反尖足であれば、下腿三頭筋以外に後脛骨筋も影響因子になっています。

 

 

そのまま放置すれば筋の短縮をきたして、歩行が著しく困難になってしまいます。

 

 

3)槌指

 

足趾の変形はいくつかに分類され、それぞれには機能的な差異がみられます。

 

 

機能的に高く、バランスを積極的に保とうとする結果生じる「mallet toe」

 

 

上記よりも機能性は低いが、中枢部(骨盤や体幹)の動的支持機構の問題でバランスが悪く、それを補うために努力性収縮の結果としてみられる「hammer toe」

 

 

機能が低く足趾全体が連合反応として屈曲してしまう「claw toe」

 

 

の3型に分類されます。

 

 

以上のような下肢の変形をできるだけ予防するためには、その要因を減らすように適切なリハビリテーションが必要になります。

 

 

 

 

急性期には弛緩性状態であるが、大きな関節は愛護的に、しかも全可動域にこだわらず、むしろ早期離床にて可動域を維持します。

 

 

四肢の浮腫拘縮につながるので、マッサージでの浮腫除去と丁寧な他動運動を行います。

 

 

筋緊張がでてきた頃の足底筋群に対しては、他動的にゆっくり持続的な伸張運動を行います。

 

 

臥位では、骨盤周囲筋の活性化や固定力を増すために

①両下肢で支持して殿部を挙上したり、非麻痺側を浮かせて麻痺側のみで殿部を挙上します。

 

 

②両下肢屈曲挙上位での滞空運動とバランスをとります。

 

 

③挙上位で下肢を内側や外側に大きく動かして、目的物に触るなどの運動。また、麻痺側体幹筋の抗重力伸展活動を促すために、麻痺側から起き上がろうとするなどの運動を行います。

 

 

これらにより、「荷重連鎖」における中枢部から末梢部への悪影響を少なくします。

 

 

立位では、

 

内反尖足がある場合は、可能な限り荷重時の接地における感覚入力面を広げます。

 

 

そうすることが、後脛骨筋腓腹筋ヒラメ筋の抑制につながります。

 

 

内反が強く接地が困難な場合は舟状骨の近位を15秒ほど軽く圧擦すれば、主因の後脛骨筋が抑制されやすく接地が容易になりやすいです。

 

 

しっかりと荷重をし、骨盤を中心とした状態のアライメントの修正を同時に行います。

 

 

反張膝傾向の場合、麻痺側の骨盤をしっかり出させ、膝が緩み安定した立位の確保をします。

 

 

それに加えて、腹臥位背臥位立位で膝関節屈曲位から段階的に伸展させ伸筋のコントロールを学習してもらいます。

 

 



 

 

コントロールが困難な場合スウェーデン式膝装具などがあります。

 

 

槌指の場合、いずれも丁寧な足趾の伸展を怠らないようにします。

 

 

hammer toemallet toeは、中枢部の固定あるいはバランス能力の問題を代償した結果として考えるならば、足趾だけではなく中枢部の問題の有無も検討していきます。

 

 

以上のような運動を基本に、さまざまな場面で要領を学習してもらいます。

 

 

まとめると、「反張膝」「内反尖足」「槌指」などの変化は、脳卒中の人が立位や歩行を行う段階になって問題になってきます。

 

 

それを少しでも少なくするためには、いかに直立二足歩行に近い歩行を獲得できるかであり、そのために、発症早期からの適切なリハビリテーションが重要になります。

 

 

『ブリッジ』は大阪市、堺市を中心とした大阪府全域に「自費訪問リハビリテーション(自費リハビリ)」「出張パーソナルトレーニング」の事業展開をしています。
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