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2018年12月09日

『上肢:手部』の関節構造

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こんにちは、大阪市・堺市を中心とした大阪府全域で事業展開をしている『ブリッジ』 自費訪問リハビリテーション(自費リハビリ)・出張パーソナルトレーニングの橋本です。


 


 


 


『手』つまむ握るなど人体の中で非常に細かな動きを担っています。また、人体の中でも特に細かい骨が集まっているところでもあります。


 


手部には8つの手根骨5本の中手骨14個の指骨計27個の骨があります。個々の骨は「滑膜関節」を構成し連結されています。


 


これらの骨は末梢になるほど単純な構造になっていて、その組み合わせにより全体としての手部が様々な形に対応できるようになっています。


 


その動きは巧みで、時に力強く作業に使われ、時に優しく表現し、私たちが生活を営むうえでは重要な役割を担っています。


 


指骨の運動で特筆すべきは母指の対立運動です。母指は他の4指と向かい合うことで力を集中させることができ、より細かい作業が可能となっています。


 


動物の中でも手の細かい動きを獲得しているのが人間です。


 


力源となる筋は前腕部と手内部に分かれており、末梢部には筋腹は存在せず、によって各骨に付着しています。


 


現代の科学をもってしても、この「手部」は道具にとって代わられてはいません。これは脳の出先機関といわれるとおり目的を達成するために感覚と運動が脳でリンクされ出力を調整しているためです。


 


脳の手部にかかわる部分も大きくこの器官の重要性を物語っています。


 


この記事では、「手部」の各関節や骨について詳しく説明をしています。


 


 


 


1)下橈尺関節  distal radioulnar joint


 


橈骨の遠位端である尺骨切痕(凹面)と尺骨の遠位端である環状関節面(凸面)によりなる関節で、形状は車軸関節になっています。


 


軟部組織では関節包はゆるく、下橈尺関節下縁に関節円板があり、そこに三角靭帯が付着しており、その外縁を掌側・背側関節包靭帯が補強する形でついています。


 


三角靭帯は尺骨と接する部分は陥凹し、尺骨頭と適合しやすくなっています。橈骨の遠位端にある手根関節面は前額面では約25°尺側に傾斜し、矢状面においては約15°掌側に傾いています。


 


さらに橈骨と尺骨の間には骨間膜が付着し、相互の結びつきを強化しています。骨間膜は大部分が橈骨から尾側内方へ向かい、近位では骨幹に対して垂直に近いが、遠位になるに従って傾きが大きくなっています。


 


 


 


2)橈骨手根関節  radiocarpal joint


 


橈骨遠位端の手根関節面および関節円板と舟状骨・三角骨の近位関節面からなる「顆状関節」です。


 


手根骨側の関節面は前額・矢状両面において凸面をなし、橈骨側は同様に凹面を形成しています。


 


靭帯は橈骨と手根骨を連結している靭帯(背側および掌側橈骨手根靭帯、外側手根側副靭帯)、尺骨と手根骨を連結している靭帯(内側手根側副靭帯、掌側尺骨手根靭帯)があります。


 


 


 


3)手根骨  


 


8つの短骨によって構成され、それぞれに関節を形成しています。関節包は共通しており、手根骨間は靭帯によって連結されています。


 


 


手部の靭帯は、手根骨同士を連結している靭帯(背側手根間靭帯、掌側手根間靭帯)、手根骨と中手骨を連結している靭帯(背側手根中手靭帯、掌側手根中手靭帯)に大別できます。


 


特徴として、掌側には手内筋の起始部がありますが、背側には筋の付着はありません。


 


手根骨の関節を動かすことで、手関節や指節間関節(指の関節)の関節可動域に改善がみられます。


 


以下に各手根骨を挙げていきます。


 


 


 


①舟状骨  scaphoid


 


近位骨列に位置する楕円型の骨です。大きく2つの凸面をなす関節面があり、遠位の列では大菱形骨、小菱形骨と接し、近位の面では橈骨と接しています。


 


有頭骨、月状骨は遠位の内側面と関節を構成しています。短母指外転筋の起始部になります。


 


 


 


②月状骨  lunate


 


近位骨列で舟状骨の尺側に位置する半月状の骨。近位面は凸面の関節面をもち橈骨と接しています。遠位面は凹面で舟状骨、有頭骨と接し、尺側面で三角骨とそれぞれ関節を形成しています。


 


筋の付着はありません。


 


 


 


③三角骨  triquetral


 


近位骨列で月状骨の尺側にある三角形の骨。月状骨、有鉤骨、豆状骨と関節を形成しています。


 


 


 


④豆状骨  pisiform


 


1つの関節をもち三角骨についています。小指外転筋の起始部であり、尺側手根屈筋の停止部となります。


 


 


 


⑤有頭骨  capitate


 


遠位手根骨列の中央に位置し、手根骨のなかで最も大きい骨です。4つの関節面をもち、第3中手骨、小菱形筋、舟状骨、月状骨、有鉤骨と接しています。


 


母指内転筋が付着します。


 


 


 


⑥有鉤骨  hamate


 


有鉤骨の尺側に位置し、楔状をなしています。掌側面に鉤状の突起を有しており、ここには屈筋支帯(横手根靭帯)が付着します。


 


第4・5中手骨、有頭骨、月状骨、三角骨と接しています。短小指屈筋および小指対立筋の起始部となっています。


 


 


 


⑦小菱形骨  trapezoid


 


有橈骨の橈側に位置しています。第2中手骨、第菱形骨、舟状骨、有頭骨と接します。


 


短母指屈筋の起始部です。


 


 


 


⑧大菱形骨  trapezium


 


遠位手根骨列の最橈側に位置し、第1中手骨、・第2中手骨と関節を形成します。他に舟状骨、小菱形骨と接しています。


 


掌側面には鉤状の突起があり、屈筋支帯(横手根靭帯)が付着します。短母指屈筋および母指対立筋の起始部です。


 


 


 


4)手根中手関節  carpometacarpal joint


 


母指の手根中手関節は第1中手骨と大菱形骨からなる関節で、「鞍関節」の形状をとります。


 


第2手根中手関節は第2中手骨底と大菱形骨・小菱形骨・有頭骨の遠位面からなります。第3手根中手関節は第3中手骨底と有頭骨の遠位面からなります。第2・3手根中手関節は滑膜関節であるが、形状が複雑に組み合わさっているためにほとんど可動性がありません。


 


第4手根中手関節は第4中手骨底と有頭骨と有鉤骨からなります。第5手根中手関節は第5中手骨底と有鉤骨の遠位面からなります。第4・5手根中手関節は有頭骨、有鉤骨側が凹で中手側が凸の形状をしています。


 


 


 


5)中手指節関節  matacarpophalangeal joint


 


中手指節関節は母指から小指において中手骨と基節骨で構成されます。形態は中手骨頭が凸基節骨底が凹「楕円関節」です。


 


中手骨頭の関節面は掌側に広く、背側は狭くなっています。側方は内外側の側副靭帯、深横中手靭帯が付着し、掌側は掌側板によって補強されています。背側には靭帯は存在しません。


 


 


 


6)手の指節間関節  interphalangeal joint


 


指節間関節は示指から小指では、基節骨と中節骨の間にある近位指節間関節(proximal interphalangeal joint:PIP関節)と、中節骨と末節骨の間にある遠位指節間関節(distal interphalangeal joint:DIP関節 )があります。


 


近位指節間関節の関節面は基節骨底に2つの顆があり、中節骨底側にそれを受ける凹みがあります。


 


遠位指節間関節においても同様の構造が存在しますが、近位ではそれほど明確でではありません。なので側方への動揺は遠位指節間関節の方が大きくなります。指節間関節のの構造は本質的には共通で、運動自由度1度「蝶番関節」です。


 


母指においては中節骨が欠損しているため、基節骨と末節骨で指節間関節を構成します。


 


 


 


手部の関節構造を詳しく知っておくと、特に「手部や前腕の骨折」のリハビリテーションで役に立ちます。


 


 


 


『ブリッジ』は大阪市・堺市を中心とした大阪府全域に「自費訪問リハビリテーション(自費リハビリ)」「出張パーソナルトレーニング」の事業展開をしています。
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