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2019年02月25日

高次脳機能障害『失行』とは

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こんにちは、大阪市・堺市を中心とした大阪府全域で事業展開をしている『ブリッジ』 自費訪問リハビリテーション(自費リハビリ)・出張パーソナルトレーニングの橋本です。





この記事では高次脳機能障害のひとつである『失行(症)』について説明をしています。









失行(症)Apraxia





失行(症)とは、運動麻痺や運動失調、不随意運動などいわゆる運動障害がなく、しかも行うべき動作とか行為も十分わかっているのに、これを行うことができない状態のことをいいます。





失行は失語、失認とは密接な関係にある大脳の局在徴候です。
検査はつぎのような順序で、系統的に行います。





1)自分の身体を使って簡単な運動なり動作をしてもらう





まず簡単な動作、たとえば手指を順次屈伸させるとか、箸が使えるかなどの手指の微細な動作、目を閉じる、口を開く、舌を出す、口笛を吹くなどの顔面の動作、起立、歩行などをしてもらいます。





これらの動作に失行があったら「肢節運動失行 limb-kinetic apraxia」です。
これは手指失行 hand-finger apraxia顔面失行 facial apraxia起立−歩行失行に分かれます。





左右いずれの運動領域(中心前回、ブロードマン分野4および6a α)の障害でも起こり、病巣と反対側に失行を認めます。
失行の中でも、麻痺との移行型とみなされるものです。
起立−歩行失行には、上前頭回(F1)のかなり広範な病巣が原因とされています。





さらにジャンケンのチョキの手つきや、影絵でキツネを真似してもらいます。
下肢では、足で空中に円や三角などを描くことが上手くできるかどうかを試験します。





このように単純な動作が口頭指示や模倣ではできないが、自発的運動では保たれているのを「観念運動失行 ideomotor apraxia」といいます。
優位(左)半球の頭頂葉下部の広範な障害によって起こります。





2)日常用いる物品を正当に使用できるかどうか





たとえば、ハサミと紙を渡してハサミで紙を切ってもらう動作をしてもらいます。
失行のある人はハサミをどう使うのか、紙をどうするのかが分からずおかしな動作をしてしまいます。





このように運動観念の障害により物品使用動作手順の企画が困難な状態を「観念性失行 (ideational apraxia)」といいます。
優位(左)半球頭頂葉を中心とする広範な病巣が原因とされています。





3)構成失行(症) constructional apraxia の有無





まず鉛筆で紙に図を描いてもらいます。
三角、四角、円などの単純なものから、船や家の絵などを描いてもらいます。





また下の図のように図形を模写してもらいます。









右側が構成失行の人が模写をした図




マッチ棒で三角や四角を作ってもらったり、積み木をつかってのテストをも行います。

















このような構成機能が侵されているのを「構成失行」と呼びます。
手本から離れたところに描けず、手本に重なったりするのをclosing-in現象といいます。





病巣は優位(左)半球の頭頂−後頭葉とされていますが、劣位(右)半球の同じ部位の障害でも起こります。
劣位病巣によるものは半側視空間失認による可能性が高いです。
両側の病巣では構成失行は高度に出現します。





4)衣類を着たり脱いだりする動作の観察





失行がある方は、衣類を着たり、脱いだりする動作がうまくできないことがしばしばあります。
介助者に介助をさせずに、よくその動作を観察することが大切です。





右側(劣位)大脳半球の頭頂から後頭葉に病変があると、衣類を着るときにのみ失行が起こります。
「着衣失行 dressing apraxia」といいます。





失行の多くは優位(左)大脳半球の症候であるのに、高度な着衣失行は劣位(右)半球頭頂−後頭葉の症候です。
軽い着衣失行は優位半球の障害でも起こります。





5)失書(症)Agraphia





失行によって失書が起こることも知られています。
「失行性失書 apraxic agraphia」は観念運動性失書や観念失行性失書に相当します。
構成失行に基づく失書、頭頂葉失書なども知られています。





いかがでしたか?
こうやって整理をしてみると『失行』にも様々な種類があることが分かります。
参考にしてください。





『ブリッジ』は大阪市・堺市を中心とした大阪府全域に「自費訪問リハビリテーション(自費リハビリ)」「出張パーソナルトレーニング」の事業展開をしています。
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